抜かない歯科治療(床矯正)

歯並びが悪くなる原因は、乳歯に比べて後から生えてきた永久歯が大きすぎたから起こったのではありません。

ほとんどの場合は、永久歯の大きさは標準サイズで、その歯が埋まる顎の骨の大きさが足りないことが歯並びの悪くなった原因です。

最近の子供さんは、あごの発育の悪い子が増えています。従来の矯正治療は、ほとんどの場合、小さな奥歯を4本抜いてスペースを作り治療するものです。

スペースを作る方法は、はたしてこれだけでしょうか。

顎が小さくて歯が並ばないのなら、その顎を大きくしてやり、大切な永久歯を抜くことなく、歯をきれいに並べれば良いのではないでしょうか。

入れ歯のような可撤式の装置を使って顎の拡大をすることにより、歯を並べて行く矯正治療が床矯正です。

  →詳しくは、床矯正研究会のホームページ

 私たちは、矯正治療のためでも大切な歯を抜きたくありません。

矯正歯科の実例①

1)アゴが狭くて、歯がデコボコしています。

2)拡大装置で、アゴが広がりました。

3)こんなにきれいに歯が並びました。

矯正歯科の実例②

1)上の前歯がでこぼこです。この装置でアゴの拡大をします。

2)拡大装置で、アゴを広げます。

3)ワイヤーを貼って、歯並びを修正して行きます。

4)こんなにきれいになりました。